狐憑き4
広告出てしまいました!今回はやや繋ぎっぽい内容です
「う…んん…」
「目が覚めたかな有栖ちゃん?」
「……ああ」
目覚めたばかりでやや反応が薄いが、有栖ちゃんの身体は間違いなく「キヨ」の意識で動いている。
先程までの意思のない瞳と違ってしっかりとキヨの意識が宿ったいつもよりキツい瞳。
ツインテにしている綺麗な髪の毛もキヨの影響できらきらした黄金色に変化している。
キヨの意識と有栖ちゃんの身体がしっかりと同調した証拠だ。
「…なんか思ったより動かしやすいな」
キヨに憑依された有栖ちゃんが手を握ったり開いたりしながら呟く。
「それぞれ微妙に洗脳方法変えてるんだ。その娘と楓おねえさん…もう一人の「予備」の娘は憑依しやすいように念入りに頭を弄り回してるよ」
有栖ちゃんの場合は「予備の身体」に特価させた洗脳だ。
僕の命令さえあれば憑依が苦手なキヨにでも簡単に身体を明け渡し、抵抗せず記憶や意識さえも使わせてくれる。
「じゃあ、『そっち』は何か違うのか?」
そう言ってキヨが僕にくっついている双葉ちゃんを見る。
「うん、双葉ちゃんは特別な「ペット」だよ。ねー?」
「ねー♥」
全裸の双葉ちゃんが、キヨを待っている間に全裸になった僕に猫みたいに頬擦りしながら同意する。
さっきまでのお人形状態と違って普段より感情をさらけ出してベッタリ甘えている。
キヨが意識を失っている間に「そういう風」に再調整しておいたのだ。
「予備の二人は命令に逆らえないように操ってるんだけど、この娘は人格を調節して僕の言うことを聞いてくれるように思考を変えてみたんだ♪」
元々持っていたわかばちゃんへの友情や愛情をちょっとだけ弄って、僕のためなら命令しなくても自分の意思で動いてくれる状態にしてある。
これからも、何回か頭の中を書き換えたり身体を作り変えたりして、最終的には僕の眷属にする予定だ。
「今は僕色に染めるためにエッチな知識を身につけてる途中なんだ!ねえ双葉ちゃん?」
「はい……ちゅ…」
「んん…」
恥ずかしそうな顔をして僕の唇を奪う双葉ちゃん。
小さな舌でちろちろと僕の唇を舐めながら、口内へ侵入させようとしてくる。
拒む理由もないので口を開けて素直に受け入れた。
「…ちゅ、れろっ、ん、ふ…」
目の前にキヨがいるのも気にせず…というより見せつけながら、湿っぽい音をたてお互いの舌を激しく絡ませ合う。
流石子供は覚えるのが早い。昨日と違って積極的に、緩急をつけたり歯茎や唇にも舌を這わせて僕の口内を犯していく。
「ふあぁ…ちゅっ、あふ、ちゅぷ…」
思ってたよりディープキスは気持ち良くて、だんだん頭がぼぉっとしてくる…
「んっ…ぷはぁ…!」
「はあぁ…わかばちゃん…」
時間にしたらたった数十秒間の出来事だけど、体感的にはもっと長い間キスをしていた気がする。
お互いの唇を橋渡しする銀色の糸を拭いながらも、双葉ちゃんはまだ物足りないといった表情で此方を見つめる。
「うふふ、わかばちゃん可愛い♪」
「くぅん…双葉ちゃんも可愛いよ…♥」
ぎゅう、と裸の少女(片方は自分)がお互い抱き締め合う。
僕の為に頑張ってくれる双葉ちゃんが愛おしくて仕方がない。
・・・・・
「ねえキヨ。その身体とどれくらい馴染んだ?」
双葉ちゃんと絡み合いながらキヨの様子を確認する。
「うーん、ちょっと女の身体に違和感はあるけど動かせなくはないかな」
一日…主導権を持っいた時間なら数時間とはいえ、初憑依がきよ兄の身体だったせいで女体に馴染めていないのだろう。
「じゃあさ、今のうちに有栖ちゃんを可愛がってあげよっか双葉ちゃん」
「はい、有栖ちゃんをめちゃくちゃにします♪」
「…へ?」
唐突に出た、今使っている身体の名前と不穏な単語に呆けた声を出すキヨ。
「ちょ、ちょっと待て!」
直ぐに身の危険を感じたキヨは逃げようとした。
「逃がさないよ♪」
が、完全に逃げ出すタイミングが遅れた獲物を逃す訳がない。
素早く『狐』の姿に変化し、馴れない身体でモタモタ逃げようとするキヨの背後に回り込む。
「きゃあ!」
「捕まえた♥」
再び人間の姿に戻り、全裸の有栖ちゃんを後ろから抱き締めた。
肉体レベルで同化して乗っ取った僕の身体は、人間と狐その中間の形態なら自由に姿を変えられる。
人や物に化ける「変身」とは違い、どの姿も僕の自然な姿…「変形」って言ったらいいのかな?うん、やっぱり変形の方がなんかカッコいいよね…とにかく、この姿なら楽に変化できるのだ。
「きゃあだって?ふふ、キヨにしては可愛い声だね」
「う、うるさいトシ!さっさと離せ!」
恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら僕の拘束を解こうとジタバタ暴れるキヨ。
非力な女の子の肉体とはいえ、そんなに強く暴れられたら結構痛い。
勿論これだけでは終わらない。振りほどかれる前に双葉ちゃんが行動を開始する。
「そんな事言っちゃダメだよ有栖ちゃん♥」
「はうぅ…!」
キヨのアゴのラインを指先でつぅ…と撫でた瞬間、キヨの身体の力が抜け抵抗が収まる。
緩急を付けて攻めてくる小さな手、顎のラインやケモミミの後ろといったツボを的確に狙う細くしなやかな指先。
この手際の良さ、間違いなく彼女のナデテクは天性の才能だ。
「ふぁ…やめ、く…きゅぅ~…」
キヨがあっという間に骨抜きにされ色っぽい声を出しながら。
「ふっふっふ…観念したかなキヨ?」
「くっ…ヤるなら一思いにヤれ…くぅん…」
「だーめ、もっと楽しもうよ有栖ちゃん」
いたずらっぽくそう言って、双葉ちゃんとキヨ…有栖ちゃんは唇を重ねた。
「目が覚めたかな有栖ちゃん?」
「……ああ」
目覚めたばかりでやや反応が薄いが、有栖ちゃんの身体は間違いなく「キヨ」の意識で動いている。
先程までの意思のない瞳と違ってしっかりとキヨの意識が宿ったいつもよりキツい瞳。
ツインテにしている綺麗な髪の毛もキヨの影響できらきらした黄金色に変化している。
キヨの意識と有栖ちゃんの身体がしっかりと同調した証拠だ。
「…なんか思ったより動かしやすいな」
キヨに憑依された有栖ちゃんが手を握ったり開いたりしながら呟く。
「それぞれ微妙に洗脳方法変えてるんだ。その娘と楓おねえさん…もう一人の「予備」の娘は憑依しやすいように念入りに頭を弄り回してるよ」
有栖ちゃんの場合は「予備の身体」に特価させた洗脳だ。
僕の命令さえあれば憑依が苦手なキヨにでも簡単に身体を明け渡し、抵抗せず記憶や意識さえも使わせてくれる。
「じゃあ、『そっち』は何か違うのか?」
そう言ってキヨが僕にくっついている双葉ちゃんを見る。
「うん、双葉ちゃんは特別な「ペット」だよ。ねー?」
「ねー♥」
全裸の双葉ちゃんが、キヨを待っている間に全裸になった僕に猫みたいに頬擦りしながら同意する。
さっきまでのお人形状態と違って普段より感情をさらけ出してベッタリ甘えている。
キヨが意識を失っている間に「そういう風」に再調整しておいたのだ。
「予備の二人は命令に逆らえないように操ってるんだけど、この娘は人格を調節して僕の言うことを聞いてくれるように思考を変えてみたんだ♪」
元々持っていたわかばちゃんへの友情や愛情をちょっとだけ弄って、僕のためなら命令しなくても自分の意思で動いてくれる状態にしてある。
これからも、何回か頭の中を書き換えたり身体を作り変えたりして、最終的には僕の眷属にする予定だ。
「今は僕色に染めるためにエッチな知識を身につけてる途中なんだ!ねえ双葉ちゃん?」
「はい……ちゅ…」
「んん…」
恥ずかしそうな顔をして僕の唇を奪う双葉ちゃん。
小さな舌でちろちろと僕の唇を舐めながら、口内へ侵入させようとしてくる。
拒む理由もないので口を開けて素直に受け入れた。
「…ちゅ、れろっ、ん、ふ…」
目の前にキヨがいるのも気にせず…というより見せつけながら、湿っぽい音をたてお互いの舌を激しく絡ませ合う。
流石子供は覚えるのが早い。昨日と違って積極的に、緩急をつけたり歯茎や唇にも舌を這わせて僕の口内を犯していく。
「ふあぁ…ちゅっ、あふ、ちゅぷ…」
思ってたよりディープキスは気持ち良くて、だんだん頭がぼぉっとしてくる…
「んっ…ぷはぁ…!」
「はあぁ…わかばちゃん…」
時間にしたらたった数十秒間の出来事だけど、体感的にはもっと長い間キスをしていた気がする。
お互いの唇を橋渡しする銀色の糸を拭いながらも、双葉ちゃんはまだ物足りないといった表情で此方を見つめる。
「うふふ、わかばちゃん可愛い♪」
「くぅん…双葉ちゃんも可愛いよ…♥」
ぎゅう、と裸の少女(片方は自分)がお互い抱き締め合う。
僕の為に頑張ってくれる双葉ちゃんが愛おしくて仕方がない。
・・・・・
「ねえキヨ。その身体とどれくらい馴染んだ?」
双葉ちゃんと絡み合いながらキヨの様子を確認する。
「うーん、ちょっと女の身体に違和感はあるけど動かせなくはないかな」
一日…主導権を持っいた時間なら数時間とはいえ、初憑依がきよ兄の身体だったせいで女体に馴染めていないのだろう。
「じゃあさ、今のうちに有栖ちゃんを可愛がってあげよっか双葉ちゃん」
「はい、有栖ちゃんをめちゃくちゃにします♪」
「…へ?」
唐突に出た、今使っている身体の名前と不穏な単語に呆けた声を出すキヨ。
「ちょ、ちょっと待て!」
直ぐに身の危険を感じたキヨは逃げようとした。
「逃がさないよ♪」
が、完全に逃げ出すタイミングが遅れた獲物を逃す訳がない。
素早く『狐』の姿に変化し、馴れない身体でモタモタ逃げようとするキヨの背後に回り込む。
「きゃあ!」
「捕まえた♥」
再び人間の姿に戻り、全裸の有栖ちゃんを後ろから抱き締めた。
肉体レベルで同化して乗っ取った僕の身体は、人間と狐その中間の形態なら自由に姿を変えられる。
人や物に化ける「変身」とは違い、どの姿も僕の自然な姿…「変形」って言ったらいいのかな?うん、やっぱり変形の方がなんかカッコいいよね…とにかく、この姿なら楽に変化できるのだ。
「きゃあだって?ふふ、キヨにしては可愛い声だね」
「う、うるさいトシ!さっさと離せ!」
恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら僕の拘束を解こうとジタバタ暴れるキヨ。
非力な女の子の肉体とはいえ、そんなに強く暴れられたら結構痛い。
勿論これだけでは終わらない。振りほどかれる前に双葉ちゃんが行動を開始する。
「そんな事言っちゃダメだよ有栖ちゃん♥」
「はうぅ…!」
キヨのアゴのラインを指先でつぅ…と撫でた瞬間、キヨの身体の力が抜け抵抗が収まる。
緩急を付けて攻めてくる小さな手、顎のラインやケモミミの後ろといったツボを的確に狙う細くしなやかな指先。
この手際の良さ、間違いなく彼女のナデテクは天性の才能だ。
「ふぁ…やめ、く…きゅぅ~…」
キヨがあっという間に骨抜きにされ色っぽい声を出しながら。
「ふっふっふ…観念したかなキヨ?」
「くっ…ヤるなら一思いにヤれ…くぅん…」
「だーめ、もっと楽しもうよ有栖ちゃん」
いたずらっぽくそう言って、双葉ちゃんとキヨ…有栖ちゃんは唇を重ねた。