狐憑き3
家を出てすぐ、何時も通りの時間に通学路で友達と合流する。
「おはよう舞!」
「あ、おはようわかばっち…あれ?きよひこくんはどうしたの?」
普段は一緒に登下校する双子の兄。「きよ兄」こと「きよひこ」の姿が見えないことに首を傾げる舞。
「それがさ、きよ兄熱だしちゃったの」
「ええ!?大丈夫なの?」
「うん、2~3日寝れば大丈夫だって」
「よかった…あ、そうだ!き、今日の放課後とかお見舞いに行っても良い?」
恥ずかしそうに頬を赤く染めながら聞いてくる舞。
その表情で彼女がきよ兄に対してどういう感情を持っているのか察した。
…妬ましい事に、きよ兄は女子から結構人気があるのだ。
「うーん、まだ原因が分かってないし、病気が移っちゃいけないから今日はちょっと…」
「そっか、大丈夫かなぁ」
しゅんとする舞の姿に、実は原因を知ってる「わたし」は内心で罪悪感を感じる。
「あ、でも調子が良くなったらお見舞いしてあげてね。きよ兄も喜ぶと思うよ」
「うん!ありがとうわかばっち!」
舞のコロコロと表情を変える姿は見ていて楽しくて、ちょっと意地悪をしてみたくなる。
「あはは、舞はきよ兄が大好きなんだね!」
「え?あっ…そ、そんなこと…」
案の定顔を真っ赤にして慌てる舞。純情って感じで可愛い。
「隠さなくていいよ、実は前から知ってたし応援するよ?」
「ほ、本当?」
「うん、本当♪」
…ふふ、本当は「わかばちゃん」は全く気が付いてなかったけどね。
あまりにも態度がバレバレだったから「僕」は直ぐに気付いたけど、「わかばちゃん」は結構鈍い…というか幼か過ぎて発想がなかったのか恋愛ごとに疎かったみたいだ。
「ありがとうわかばっち」
「くぅ~ん」
「あはは、なにその声ー」
毎日一緒に登校する程仲が良い子でも「中身が違う」なんて気が付かない。
身も心もわかばちゃんに成りすまして友達と他愛のない会話をするだけで、背徳感や征服感が刺激されてこんなにも興奮するなんて!
「どうしたの?ニヤニヤしちゃって?」
「え、そうかな?あはは♪」
ふふ、あぶないあぶない。
バレる事が無いからといってもあまり不審がられちゃいけない。
「これから長い間お世話になるからね♥」
気付かれないように呟いた。
・・・・・
舞ちゃんと廊下で別れて自分のクラスに向かう。
『なあトシ』
(うん?どうしたのキヨ?)
『さっきの子には何もしてないのか?』
(舞ちゃんの事?うん。昨日の朝はまだ「わかばちゃん」に抵抗されてたかたらね)
昨日洗脳したのは3人…と使いっぱしりに1人で合計4 人。
双葉ちゃん以外の2人は、僕とキヨの「予備の身体」として使えるように洗脳してある。
『…双葉って子の事が相当気に入ったみたいだな』
(ふふふ、双葉ちゃんはお気に入りだからキヨには貸さないよ?)
今回はきよ兄が回復する間の数日だけ身体を借りる予定だから、連絡の取りやすいクラスメートの方の予備の娘を使うつもりだ。
(それに、双葉ちゃんは時間をかけて「ペット」に…あ、居た!)
タイミング良く、教室に入ろうとしている「予備の娘」を見つけた。
「おはよう有栖♪」
「おはようわかばちゃん」
有栖ちゃんはツインテがキュートな明るい女の子だ。クラスの中でも小柄な方で、発育もちょっと遅いけど寧ろ僕からしたらそれが良い。
「…ねえ有栖ちゃん。今日の放課後、僕と一緒に来てね」
早速、他の子に気付かれないようにわかばちゃんのふりを止め有栖ちゃんに命令する。
「はい、分かりました」
普通ならそんな事言われたら怪しまれる所だけど、彼女は虚ろな表情で快くOKしてくれた。
この子は僕が洗脳した「コレクション」の第一号で、命令に忠実な「避難場所」だ。
「ありがとう有栖ちゃん♪いっぱい可愛がってあげるからね!」
「はい」
『お前ってそういうの得意だよな』
(ふふ、全ては幼女とエロい事をするために!)
その一心で練習した洗脳系の術、今では同年代の中で一番上手に使えるまでになった。
「あは、放課後が楽しみだね、キヨ♪」
・・・・・
入り口の鍵を化狐の力を使って開けて、連れてきた二人の女の子と一緒に誰もいない資料室へ入る。
ここなら基本的に無人だし、手前の廊下も人通りが少ないから結界を使った人払いも簡単だ。
後ろを振り返り連れてきた二人を確認する。
「ふふ、どっちも可愛いね!」
鼻の下を伸ばしながら、双葉ちゃんと有栖ちゃんを交互に見比べる。
「二人とも裸になって」
「「……はい」」
命令を受け、早速胸元のボタンに手をかけ始める二人。
洗脳されてる二人は恥ずかしがる素振りを見せずに淡々と服を脱いでくれる。
「ふふ、二人ともいい感じだね。あ、靴下は脱がなくていいよ♪」
裸にさせたのは趣味だけじゃなくて、修行の身である僕の洗脳がどれくらい効いているか再確認するためでもある。
羞恥心などの感情で破られる程度だと、「予備の身体」や「玩具」として使えないからだ。
「有栖ちゃんこっち来て」
「はい」
僕に呼ばれて一歩前に出た有栖ちゃんにぎゅっと抱き付く。
「くぅん♪有栖ちゃんは抱き締め心地がいいね~♪」
「ん…ありがとう…っございます…」
いやがるそぶりを見せず、僕のなすがままになる有栖ちゃん。
未成熟な身体特有の小降りでぷにぷにした感触を確かめるために身体中をまさぐる。
「はぁはぁ、有栖ちゃんのおしり…はぁはぁ…」
『お、おいトシ!正気の内に俺をその身体に移せよ?』
「ふふ、分かってるって♪」
さっきからずっと頭の中で騒がしいキヨの為に有栖ちゃんには一肌脱いでもらおう。
「有栖ちゃ~んキスして♥」
「はい…ん…」
躊躇なく自分から唇を重ねてくる有栖ちゃん。
もうちょっと恥じらいとか焦らしが欲しいけど、彼女は僕の命令通りに動く人形になってるから仕方ない。
ついでに口の中へ舌を潜り込ませてみる。
「ちゅ、ふっ…ちゅ…」
「んっ…んん…ちゅ…んふ…」
有栖ちゃんは意外とえっちな事に対する知識は豊富なのか、思ってたよりも早く此方の意図を汲んで舌を絡ませ始めた。
「ちゅぷ…くちゅ…れろ…」
「ちゅ、んちゅ…あふ…くちゅ…」
全裸になって大人のキスをするという行為に、次第に表情が羞恥心や快楽で恍惚としたものに変化していく。
火照っているのか、身体をくねらせて僕にすり付いてくる姿は猫みたいでそそられる。
(ふふ、そろそろいいよキヨ♪)
『分かった、フォロー頼むぞ』
僕の一言を聞いて、「狐火」の姿で僕の身体の中に待機していたキヨが行動を開始する。
胸元から込み上げてくるちょっと気持ち悪い感覚に耐えながら、一気に有栖ちゃんの口内へ「キヨ」を口移しで流し込む。
「…ん、んん!?…ごくん…?」
「ん、ふ…ぅ…ぷはっ!」
しっかりとキヨが移動したのを確認した後、唾液で銀色の糸を引きながら唇を引き離す。
狐火にも色々種類があるけど、僕達が直接変身した姿は一種の霊体だ。
壁とかすり抜けれるし、近付いても熱くない。ある程度なら大きさや形も変えれるし、何より幽体だからこの姿だと人間に取り憑きやすい。
「や…あ、あぁ…!?」
とは言っても修行の身の僕達では、意識のある相手を眠らせて身体の主導権を奪うのは難しい。
しかも正直なところキヨは取り憑くのが得意な訳じゃないし、実際寝ていたきよ兄に憑依しようとして失敗したばかりだ。
「有栖ちゃん抵抗しないで、ちょっと借りるだけだから」
必死に身体を抱き締めキヨの侵入に抵抗する有栖ちゃんへ命令する。
「はい!…ぁぅ…ぁ……」
返事と共にキヨを受け入れた有栖ちゃんは、身体をビクビクと痙攣させながら意識を失った。
「おはよう舞!」
「あ、おはようわかばっち…あれ?きよひこくんはどうしたの?」
普段は一緒に登下校する双子の兄。「きよ兄」こと「きよひこ」の姿が見えないことに首を傾げる舞。
「それがさ、きよ兄熱だしちゃったの」
「ええ!?大丈夫なの?」
「うん、2~3日寝れば大丈夫だって」
「よかった…あ、そうだ!き、今日の放課後とかお見舞いに行っても良い?」
恥ずかしそうに頬を赤く染めながら聞いてくる舞。
その表情で彼女がきよ兄に対してどういう感情を持っているのか察した。
…妬ましい事に、きよ兄は女子から結構人気があるのだ。
「うーん、まだ原因が分かってないし、病気が移っちゃいけないから今日はちょっと…」
「そっか、大丈夫かなぁ」
しゅんとする舞の姿に、実は原因を知ってる「わたし」は内心で罪悪感を感じる。
「あ、でも調子が良くなったらお見舞いしてあげてね。きよ兄も喜ぶと思うよ」
「うん!ありがとうわかばっち!」
舞のコロコロと表情を変える姿は見ていて楽しくて、ちょっと意地悪をしてみたくなる。
「あはは、舞はきよ兄が大好きなんだね!」
「え?あっ…そ、そんなこと…」
案の定顔を真っ赤にして慌てる舞。純情って感じで可愛い。
「隠さなくていいよ、実は前から知ってたし応援するよ?」
「ほ、本当?」
「うん、本当♪」
…ふふ、本当は「わかばちゃん」は全く気が付いてなかったけどね。
あまりにも態度がバレバレだったから「僕」は直ぐに気付いたけど、「わかばちゃん」は結構鈍い…というか幼か過ぎて発想がなかったのか恋愛ごとに疎かったみたいだ。
「ありがとうわかばっち」
「くぅ~ん」
「あはは、なにその声ー」
毎日一緒に登校する程仲が良い子でも「中身が違う」なんて気が付かない。
身も心もわかばちゃんに成りすまして友達と他愛のない会話をするだけで、背徳感や征服感が刺激されてこんなにも興奮するなんて!
「どうしたの?ニヤニヤしちゃって?」
「え、そうかな?あはは♪」
ふふ、あぶないあぶない。
バレる事が無いからといってもあまり不審がられちゃいけない。
「これから長い間お世話になるからね♥」
気付かれないように呟いた。
・・・・・
舞ちゃんと廊下で別れて自分のクラスに向かう。
『なあトシ』
(うん?どうしたのキヨ?)
『さっきの子には何もしてないのか?』
(舞ちゃんの事?うん。昨日の朝はまだ「わかばちゃん」に抵抗されてたかたらね)
昨日洗脳したのは3人…と使いっぱしりに1人で合計4 人。
双葉ちゃん以外の2人は、僕とキヨの「予備の身体」として使えるように洗脳してある。
『…双葉って子の事が相当気に入ったみたいだな』
(ふふふ、双葉ちゃんはお気に入りだからキヨには貸さないよ?)
今回はきよ兄が回復する間の数日だけ身体を借りる予定だから、連絡の取りやすいクラスメートの方の予備の娘を使うつもりだ。
(それに、双葉ちゃんは時間をかけて「ペット」に…あ、居た!)
タイミング良く、教室に入ろうとしている「予備の娘」を見つけた。
「おはよう有栖♪」
「おはようわかばちゃん」
有栖ちゃんはツインテがキュートな明るい女の子だ。クラスの中でも小柄な方で、発育もちょっと遅いけど寧ろ僕からしたらそれが良い。
「…ねえ有栖ちゃん。今日の放課後、僕と一緒に来てね」
早速、他の子に気付かれないようにわかばちゃんのふりを止め有栖ちゃんに命令する。
「はい、分かりました」
普通ならそんな事言われたら怪しまれる所だけど、彼女は虚ろな表情で快くOKしてくれた。
この子は僕が洗脳した「コレクション」の第一号で、命令に忠実な「避難場所」だ。
「ありがとう有栖ちゃん♪いっぱい可愛がってあげるからね!」
「はい」
『お前ってそういうの得意だよな』
(ふふ、全ては幼女とエロい事をするために!)
その一心で練習した洗脳系の術、今では同年代の中で一番上手に使えるまでになった。
「あは、放課後が楽しみだね、キヨ♪」
・・・・・
入り口の鍵を化狐の力を使って開けて、連れてきた二人の女の子と一緒に誰もいない資料室へ入る。
ここなら基本的に無人だし、手前の廊下も人通りが少ないから結界を使った人払いも簡単だ。
後ろを振り返り連れてきた二人を確認する。
「ふふ、どっちも可愛いね!」
鼻の下を伸ばしながら、双葉ちゃんと有栖ちゃんを交互に見比べる。
「二人とも裸になって」
「「……はい」」
命令を受け、早速胸元のボタンに手をかけ始める二人。
洗脳されてる二人は恥ずかしがる素振りを見せずに淡々と服を脱いでくれる。
「ふふ、二人ともいい感じだね。あ、靴下は脱がなくていいよ♪」
裸にさせたのは趣味だけじゃなくて、修行の身である僕の洗脳がどれくらい効いているか再確認するためでもある。
羞恥心などの感情で破られる程度だと、「予備の身体」や「玩具」として使えないからだ。
「有栖ちゃんこっち来て」
「はい」
僕に呼ばれて一歩前に出た有栖ちゃんにぎゅっと抱き付く。
「くぅん♪有栖ちゃんは抱き締め心地がいいね~♪」
「ん…ありがとう…っございます…」
いやがるそぶりを見せず、僕のなすがままになる有栖ちゃん。
未成熟な身体特有の小降りでぷにぷにした感触を確かめるために身体中をまさぐる。
「はぁはぁ、有栖ちゃんのおしり…はぁはぁ…」
『お、おいトシ!正気の内に俺をその身体に移せよ?』
「ふふ、分かってるって♪」
さっきからずっと頭の中で騒がしいキヨの為に有栖ちゃんには一肌脱いでもらおう。
「有栖ちゃ~んキスして♥」
「はい…ん…」
躊躇なく自分から唇を重ねてくる有栖ちゃん。
もうちょっと恥じらいとか焦らしが欲しいけど、彼女は僕の命令通りに動く人形になってるから仕方ない。
ついでに口の中へ舌を潜り込ませてみる。
「ちゅ、ふっ…ちゅ…」
「んっ…んん…ちゅ…んふ…」
有栖ちゃんは意外とえっちな事に対する知識は豊富なのか、思ってたよりも早く此方の意図を汲んで舌を絡ませ始めた。
「ちゅぷ…くちゅ…れろ…」
「ちゅ、んちゅ…あふ…くちゅ…」
全裸になって大人のキスをするという行為に、次第に表情が羞恥心や快楽で恍惚としたものに変化していく。
火照っているのか、身体をくねらせて僕にすり付いてくる姿は猫みたいでそそられる。
(ふふ、そろそろいいよキヨ♪)
『分かった、フォロー頼むぞ』
僕の一言を聞いて、「狐火」の姿で僕の身体の中に待機していたキヨが行動を開始する。
胸元から込み上げてくるちょっと気持ち悪い感覚に耐えながら、一気に有栖ちゃんの口内へ「キヨ」を口移しで流し込む。
「…ん、んん!?…ごくん…?」
「ん、ふ…ぅ…ぷはっ!」
しっかりとキヨが移動したのを確認した後、唾液で銀色の糸を引きながら唇を引き離す。
狐火にも色々種類があるけど、僕達が直接変身した姿は一種の霊体だ。
壁とかすり抜けれるし、近付いても熱くない。ある程度なら大きさや形も変えれるし、何より幽体だからこの姿だと人間に取り憑きやすい。
「や…あ、あぁ…!?」
とは言っても修行の身の僕達では、意識のある相手を眠らせて身体の主導権を奪うのは難しい。
しかも正直なところキヨは取り憑くのが得意な訳じゃないし、実際寝ていたきよ兄に憑依しようとして失敗したばかりだ。
「有栖ちゃん抵抗しないで、ちょっと借りるだけだから」
必死に身体を抱き締めキヨの侵入に抵抗する有栖ちゃんへ命令する。
「はい!…ぁぅ…ぁ……」
返事と共にキヨを受け入れた有栖ちゃんは、身体をビクビクと痙攣させながら意識を失った。