狐憑き
ちょっとストローが難産なので別のやつから
「……て……き…!」
どこか遠くで妹の声が聞こえる。
「…きて!起きて!」
「うう…もう少しだけ寝かせて…」
…遠くに居たのは妹じゃなくて自分の意識だったみたいだ。
冬を越えて温かくなって来たとは言っても、まだ朝方は布団の外が寒いから起きたくない。
「だめ!起きて『きよ兄』、朝だよ!」
力業で布団から無理矢理引き離された。
「おはよう♪」
しぶしぶ目を開くと笑顔で除き込む双子の妹がいた。
「う~ん、おはようわかば」
「…あれ?」
わかばが何故か不思議そうな顔をして首を傾げる。
「どうしたのわかば?」
「ん~ん。なんでも無い」
そう言いながらもじーっとボクの顔を除き込む。
「…ねえきよ兄?昨日の夜って何かあったっけ?」
「え?何も無かったと思うけど…って何してるの!?」
「くんかくんか」
わかばがボクの首筋に鼻息があたる位に近付いて匂いを嗅いでくる。
咄嗟に引き離そうとしたけど寝起きだからなのか身体がうまく動かず、わかばのなすがままに舐める様に身体中の匂いを嗅がれる。
「中に入ってるみたいだけど…寝ちゃってるのかな?」
よく分からない事を言いながら呆れた表情でボクを見るわかば。
「しょうがないなあ『キヨ』は…」
「え?ボクが何かしたの?」
「ううん、何でもない!早く起きてね『きよ兄』♪」
そう言い残して二段ベットの梯子を降りて、さっさと朝ごはんを食べに部屋から出ていった。
「…何だったんだろ?」
夜に何かあったっけ?
…何となく違和感を感じながら、理由は分からないけどそこに触れちゃいけない気がした。
・・・・・
早朝の違和感の割にその後は特に何も変わった事もなく、僕もわかばも普通にご飯を食べて普通に学校に登校して普通に授業を受けていた。
「やっと終わったぁー!」
今日一日の授業が終わったら、早速隣の席のわかばが言った。
なんとなく今朝のわかばの様子が気になってしかたないけど、結局あれ以降特に変わった事は無い…と思う。
「どしたのきよ兄?」
「…何でもない」
なのに、何かよく分からない違和感がずっとある。
「今日はずっと変だよ?」
変なのはそっちだよって言いたいけど、何が変なのかボク自信が分かって無いから言い返せない。
「あ、双葉ちゃんだ!ごめんねキヨ兄、ちょっと用事があるから先に帰っといて!!」
「え?ちょっとわかば…!」
廊下に別のクラスの友達を見つけたわかばが慌ててその後を追いかけて行った。
「そういえば…」
思い返すと今日のわかばは休みになると必ず誰かと二人きりで何処かへ行って、帰って来くると妙に機嫌が良くなっていて、心なしか肌とかが艶々していた気がする。
・・・・・
「どうしたんだよわかば!?元に戻ってよ!」
「ふふふ…大丈夫だよ?僕は正気だから♪」
放課後に突然姿を眩ませていた家に帰ってきたと思ったら、強引にベッドに押し倒してきた。
明らかに様子が…というより見た目からしておかしい。
艶のある真っ黒だった髪の毛はキラキラ光る綺麗な金色に、頭とお尻から犬か何かの耳と尻尾が生えている。
「直ぐに起こしてあげるからね、『キヨ』」
「お、起こしてって…僕はどうみても起きてるじゃないか!」
「鈍いなぁ『きよ兄』は…それともぉ、本当は分かってるんじゃな
いの?僕の事も、眠ってる『アイツ』の事も?」
「な、何の…事だよ…」
言いながら、頭の片隅では図星な気がして言葉が上手く出ない。
「まあ良いけどさ!どうせ無理矢理起こしちゃうし!」
そう言ってわかばが身体を密着させてきた。
「な!ちょっちょっと?!」
双子の妹とは言っても女の子の匂いと柔らかさは少し意識してしまう。
「動かないで!今からキヨに、双葉ちゃんに貰った精気を送り込むから」
「だ、ダメだよ!そんなことしたら―」
そんなことしたら?
何が起きるのか、何をしようとしているのか、分からない筈なのにとにかくダメだと直感が言っている。
「もう遅いよー♪」
しかし、抵抗出来るわけなく唐突に強烈な眠気に襲われた。
「ダメ…寝た…ら…」
寝たら『アイツ』が…
「おはよう『キヨ』♪」
「…おはよ『トシ』」
ーそうして、『ボク』が寝るのと入れ替わりに『オレ』が目覚めた。
「もうちょっと抵抗するかと思ったけど、案外あっけなかったね」
・・・・・
「俺とトシ」の二匹は修行の為に山から降りてきた化狐だ。
早々に人間の子供に憑り付いたは良いが、どうやら俺は失敗して身体の中で眠っていたらしい。
先に人間の身体を乗っ取ったトシのお陰でなんとか起きることが出来た。
「どうだキヨ!可愛いだろ?」
目の前でくるくる回りながら乗っ取った少女ーこの身体の双子の妹の「わかば」ーの身体を見せつけてくる。
確かにわかばは「ろりこん」のトシが迷わず乗っ取ったのも頷ける美少女だ。
「だろ?時々わかばちゃんの意識が抵抗してくるけどかなり馴染んだよ!」
しかも、どうやらオレみたいに魂を眠らせて身体を操る憑依と違って、わかばの魂と身体と同化して乗っ取ったらしい。
ここまでこいつに侵食されたら、わかばが完全に吸収されるまで時間の問題だろう。
「話が変わるけどさ?兄妹とかアブノーマルで興奮しないか?」
「いや、そういうのはあんまり興味無いから」
「むぅ~」
バッサリと否定したら頬を膨らませて睨んできた。
「頼むよ~身体をメチャクチャにされたらこの子も諦めて同化してくれると思うんだよ~」
トシは山に捨てられていた「小さい女の子ばかりのエロ本」を回収して大切にしていた変態だし、そんな奴と喜んで一つになる少女はいないだろう。
「一回だけ!ね?起こしてやっただろ!?そのお礼でさ?ね?」
両肩をガッチリ掴み激しく揺すってくる。
「わ、分かったから一回落ち着けよ!」
こいつは真面目に見えて仲間内でも飛び抜けて欲の強い奴だ。
起こしてくれたのは事実だし、弱味がある以上は諦めて言う通りにした方が良い。
「本当!?ありがとうキヨ!」
「うわっ!」
尻尾をパタパタ振りながら抱き付いて、頬擦りをしてくるトシ。
「お前はヤッてくれると信じてたよ♪」
「…あ、ああ」
密着した「わかばの身体」のぷにぷにした感触と女の子の甘い匂い…
「…ゴクン」
トシが言ったシチュエーションとかには興味が無いのは事実だけど、人間のエロい事に興味が無い訳では無い。
「さあキヨお兄ちゃん、エッチな事しよ?」
なんでも噂では人間の身体でやる「交尾」は凄いらしい。
改めて意識すると息が荒くなってきた。
「はぁ…はぁ…ト、トシ…」
「もぅ、「わかば」って呼んでよきよ兄」
不満そうに頬を膨らませて睨み付けるトシ。
中身が雄の化け狐だと知っているのに可愛いと思ってしまい、どんどん鼓動が速くなる。
…というか
「はぁ、お前、この身体に、はぁ、何かしただろ…?」
さっきから、この身体はそこまで成熟している訳でも無いのに興奮しすぎだ。
俺を起こす時に何かしたに違いない。
「な、何の事かな~?」
「お前隠す気ないだろ…」
トシにかけられた術の影響で、怒りが沸いてくるのと同時にとコイツを滅茶苦茶にしたい気分になってくる。
「ひゃっ!?」
わかばの意識の影響で抵抗するトシを、無理矢理ベットに押し倒す。
「んっ!…や、やめてよ…きよ兄!」
わかば本人かトシの演技か、人形みたいで可愛らしい顔が潤んだ瞳で見つめてくる。
「だめだ、我慢できない!」
強めに力を入れながら肩紐に手をかけて、少しだけ膨らんだおっぱいが見えるまでずり下げる。
「な、え?キヨ?も、もしかして効きすぎた?」
演技じゃない事に気が付いたみたいだがもう遅い。
「はぁ、はぁ、わかばぁ… ちゅ…」
「ひゃあ!?」
小さな双丘の先端にある桜色の乳首に吸い付く。
「ちゅ、ちゅぅ、ちゅぷ…」
「ひゃ、あっ、あっ、すごっ、乳首っそんな、したらっ…くぅん♥」
固くなった乳首の先を舌先で弄ると、それに合わせて小さく身体を痙攣させながら可愛い声で喘ぐ。
「ちゅ、れろ…」
そのまま首筋から胸元へ、わかばの白くて柔らかい肌に舌を這わせながら移動させていく。
「ひゃっ、やっ、あっ、ゾクゾクするぅっ♥」
僅かに残った「わかば」の抵抗でうっすらと涙目になりながらも、トシ自身ははうっとりとした表情で行為を楽しんでいる。
「っ…この娘の…、心は拒否してもっ、身体は喜んでるみたいっ…ひゃうぅ!」
首筋を軽く咥え、ハムハムと甘噛みする。
「はぅ!あ、あぁ…っ…、……くぅ~ん♥」
身体を弓なりに伸ばして幼さに似合わない艶のある声で悶える。
「ふあぁ…ぁぅ…ふふ♥」
身体中を愛撫されて、とろんとした熱っぽい視線で俺を見つめるトシの表情は、「スケベな雄狐のトシ」でも「明るく活発な妹のわかば」でもない雌の顔になっていた。
「きよぉ♥おち○ちんをここに入れてぇ…♥」
両手でわかばのつるつるなお○んこを掻き分けて見せつけてくる。
この行為はよほど羞恥心があるのか、ここまで来て尚「わかば」は最後の抵抗とばかりに全身がぷるぷると震え、イヤらしい表情とは逆に瞳からはポロポロと涙が流れている。
「はぁ、はぁ、ちょっと待ってろ…」
衣服に馴れていないせいで苦戦しながらなんとかズボンをずり下げ、年相応なサイズながらしっかりと堅くなった一物を取り出す。
「すごぉい!きよのおち○ちんカッチカチになってるぅ♥」
「い、挿れるぞトシ!」
わかばのおま○こに押し当てる。
ズブ…ズブ…と、きよひこの一物が飲み込まれて行く。
「っ…!あ、入ってくる、ああ!」
痛いのか気持ちいいのか分からない声を出しながら、今まで以上に激しく身体を悶えさせるトシ。
「だ、大丈夫か?」
「はぁ~…はぁ~…だ、大丈夫っ、だから…あん…そのまま奥までっ!」
言われなくても、ここまでやらされて止める理由なんてない。
こっちの一物が年相応な大きさなのと同じように、わかばのナカも年相応に狭い。
「う、凄い…キツ…」
「ふあ…?痛いのキヨ?」
「違う、気持ちよすぎ…っ…」
ぎゅうぎゅうと締め付けるわかばの暖かくて気持ちいいお○んこの中へ、ゆっくりと突き進めていく。
「ふああ、凄い♥奥に当たってるぅ…」
コツンと一物が奥に当たる。
「う、動かすぞ」
「うん、いいよ…めちゃめちゃにしてぇ♥」
・・・・・
子供部屋に響き渡る幼い兄妹の喘ぎ声と肉体のぶつかり合う湿った音。
「あん、あん、あっ…はあん♥」
「ああ、わかばっ、わかばぁ…」
トシに無理矢理発情させられてる影響もあって、幼さに似合わない勢いでお互いの身体を獣に戻った様に激しく求め合う。
「はあ、はあ、わかば…ナカに出すぞ!」
何回目かの絶頂。
未成熟なこの身体は一回の射精のペースが少し早い気がする。
「い、いいよ!出して、僕の中、く、くぅ~ん!!」
限界に達した一物から溢れだしたきよひこの精液を、ドクドクと勢いよくわかばのナカへ注ぎ込む。
「はああ♥あっ熱い…せーえきがっ…お腹いっぱい、あふぅ♥」
「はあ…はあ…トシ…」
呼吸を整えていると、次第に頭がスッキリしてきた。
今の射精でトシにかけられてた術も解けたのか、さっきまでの興奮が嘘みたいに気持ちが覚め始める。
「あふ…キヨ…♥」
トシも今ので一区切りついただろう。
そもそもの目的だった「わかばの意識」も、あそこまで激しくヤッたらトシの中に溶けて消えただろう。
「トシ?もう抜くぞ?」
気持ちが覚めているといっても一物はまだ堅いままだし、火照りきった身体はまだ呼吸が荒い。
名残惜しいけど両親が帰って来る前に、さっさとわかばのおま○こから引き抜いてシャワーでも浴びて落ち着きたい。
「…ううん、まだ抜いちゃだめぇ♥」
「え?」
トシがわかばの細い足を俺の腰に絡ませ逃げ出せないように拘束する。
「まだ僕は満足してないよぉ!」
異常にハイテンションな声と表情。
どうやら女の身体の快感に飲まれて完全に発情してるみたいだ。
「ちょ、ちょっと待てよ!これ以上やったらこの身体が…」
「もっともっとせーえきちょうだい♥」
「…ああもう、俺は知らないぞっ!」
・・・・・
「も、もう限界だ…」
トシに無理矢理搾り取られ、きよひこの身体の精も根も出し尽くした。
「ふ~~っ♥ふ~~~…♥」
トシの方も、涙と涎をだらだらと流しながら熱っぽくて荒い呼吸をしている。
「っ……ぅ…」
これ以上ヤッたらこの身体は使い物にならなくなってしまうので、俺は今度こそ一物をわかばのおまん○から引き抜いた。
「お、おい…?!大丈夫か?」
焦点の合わない瞳と、全身をひくひくと痙攣させる姿に不安になって声をかけてみる。
「うん…大丈夫だよキヨ♥」
大丈夫と言いながらも、どこかうわ言みたいで全然大丈夫じゃなさそうだ。
「ふふ♥みてみて~♥くぱぁ~って♥」
そう言いながら両手で自分のおま○こを開き、とろ~ん、と俺がナカに出した精液と愛液とかが混ざった粘液が垂れ出てきた。
「いっぱい出たね~♥すご~い♥」
「…」
完全に発情して正気を失っている。
ひょっとしたらわかばが混ざった副作用なのかもしれない。
「おなかぱんぱんだ~♥」
「おいトシ!母親が買い物から帰ってくる前にシャワー浴びるぞ!」
きよひこの記憶を確認してトシを引っ張りながら風呂場を目指す。
「あう…キヨのせーえきが零れちゃう…」
「正気になったらお前が廊下掃除しろよ」
こっちの身体も操り人間みたいにして無理矢理動かしてるけど既に限界に近い。
確実に明日は寝込むだろう。
「シャワー浴びたらまたやろうね~♥」
「勘弁してくれ。」
どこか遠くで妹の声が聞こえる。
「…きて!起きて!」
「うう…もう少しだけ寝かせて…」
…遠くに居たのは妹じゃなくて自分の意識だったみたいだ。
冬を越えて温かくなって来たとは言っても、まだ朝方は布団の外が寒いから起きたくない。
「だめ!起きて『きよ兄』、朝だよ!」
力業で布団から無理矢理引き離された。
「おはよう♪」
しぶしぶ目を開くと笑顔で除き込む双子の妹がいた。
「う~ん、おはようわかば」
「…あれ?」
わかばが何故か不思議そうな顔をして首を傾げる。
「どうしたのわかば?」
「ん~ん。なんでも無い」
そう言いながらもじーっとボクの顔を除き込む。
「…ねえきよ兄?昨日の夜って何かあったっけ?」
「え?何も無かったと思うけど…って何してるの!?」
「くんかくんか」
わかばがボクの首筋に鼻息があたる位に近付いて匂いを嗅いでくる。
咄嗟に引き離そうとしたけど寝起きだからなのか身体がうまく動かず、わかばのなすがままに舐める様に身体中の匂いを嗅がれる。
「中に入ってるみたいだけど…寝ちゃってるのかな?」
よく分からない事を言いながら呆れた表情でボクを見るわかば。
「しょうがないなあ『キヨ』は…」
「え?ボクが何かしたの?」
「ううん、何でもない!早く起きてね『きよ兄』♪」
そう言い残して二段ベットの梯子を降りて、さっさと朝ごはんを食べに部屋から出ていった。
「…何だったんだろ?」
夜に何かあったっけ?
…何となく違和感を感じながら、理由は分からないけどそこに触れちゃいけない気がした。
・・・・・
早朝の違和感の割にその後は特に何も変わった事もなく、僕もわかばも普通にご飯を食べて普通に学校に登校して普通に授業を受けていた。
「やっと終わったぁー!」
今日一日の授業が終わったら、早速隣の席のわかばが言った。
なんとなく今朝のわかばの様子が気になってしかたないけど、結局あれ以降特に変わった事は無い…と思う。
「どしたのきよ兄?」
「…何でもない」
なのに、何かよく分からない違和感がずっとある。
「今日はずっと変だよ?」
変なのはそっちだよって言いたいけど、何が変なのかボク自信が分かって無いから言い返せない。
「あ、双葉ちゃんだ!ごめんねキヨ兄、ちょっと用事があるから先に帰っといて!!」
「え?ちょっとわかば…!」
廊下に別のクラスの友達を見つけたわかばが慌ててその後を追いかけて行った。
「そういえば…」
思い返すと今日のわかばは休みになると必ず誰かと二人きりで何処かへ行って、帰って来くると妙に機嫌が良くなっていて、心なしか肌とかが艶々していた気がする。
・・・・・
「どうしたんだよわかば!?元に戻ってよ!」
「ふふふ…大丈夫だよ?僕は正気だから♪」
放課後に突然姿を眩ませていた家に帰ってきたと思ったら、強引にベッドに押し倒してきた。
明らかに様子が…というより見た目からしておかしい。
艶のある真っ黒だった髪の毛はキラキラ光る綺麗な金色に、頭とお尻から犬か何かの耳と尻尾が生えている。
「直ぐに起こしてあげるからね、『キヨ』」
「お、起こしてって…僕はどうみても起きてるじゃないか!」
「鈍いなぁ『きよ兄』は…それともぉ、本当は分かってるんじゃな
いの?僕の事も、眠ってる『アイツ』の事も?」
「な、何の…事だよ…」
言いながら、頭の片隅では図星な気がして言葉が上手く出ない。
「まあ良いけどさ!どうせ無理矢理起こしちゃうし!」
そう言ってわかばが身体を密着させてきた。
「な!ちょっちょっと?!」
双子の妹とは言っても女の子の匂いと柔らかさは少し意識してしまう。
「動かないで!今からキヨに、双葉ちゃんに貰った精気を送り込むから」
「だ、ダメだよ!そんなことしたら―」
そんなことしたら?
何が起きるのか、何をしようとしているのか、分からない筈なのにとにかくダメだと直感が言っている。
「もう遅いよー♪」
しかし、抵抗出来るわけなく唐突に強烈な眠気に襲われた。
「ダメ…寝た…ら…」
寝たら『アイツ』が…
「おはよう『キヨ』♪」
「…おはよ『トシ』」
ーそうして、『ボク』が寝るのと入れ替わりに『オレ』が目覚めた。
「もうちょっと抵抗するかと思ったけど、案外あっけなかったね」
・・・・・
「俺とトシ」の二匹は修行の為に山から降りてきた化狐だ。
早々に人間の子供に憑り付いたは良いが、どうやら俺は失敗して身体の中で眠っていたらしい。
先に人間の身体を乗っ取ったトシのお陰でなんとか起きることが出来た。
「どうだキヨ!可愛いだろ?」
目の前でくるくる回りながら乗っ取った少女ーこの身体の双子の妹の「わかば」ーの身体を見せつけてくる。
確かにわかばは「ろりこん」のトシが迷わず乗っ取ったのも頷ける美少女だ。
「だろ?時々わかばちゃんの意識が抵抗してくるけどかなり馴染んだよ!」
しかも、どうやらオレみたいに魂を眠らせて身体を操る憑依と違って、わかばの魂と身体と同化して乗っ取ったらしい。
ここまでこいつに侵食されたら、わかばが完全に吸収されるまで時間の問題だろう。
「話が変わるけどさ?兄妹とかアブノーマルで興奮しないか?」
「いや、そういうのはあんまり興味無いから」
「むぅ~」
バッサリと否定したら頬を膨らませて睨んできた。
「頼むよ~身体をメチャクチャにされたらこの子も諦めて同化してくれると思うんだよ~」
トシは山に捨てられていた「小さい女の子ばかりのエロ本」を回収して大切にしていた変態だし、そんな奴と喜んで一つになる少女はいないだろう。
「一回だけ!ね?起こしてやっただろ!?そのお礼でさ?ね?」
両肩をガッチリ掴み激しく揺すってくる。
「わ、分かったから一回落ち着けよ!」
こいつは真面目に見えて仲間内でも飛び抜けて欲の強い奴だ。
起こしてくれたのは事実だし、弱味がある以上は諦めて言う通りにした方が良い。
「本当!?ありがとうキヨ!」
「うわっ!」
尻尾をパタパタ振りながら抱き付いて、頬擦りをしてくるトシ。
「お前はヤッてくれると信じてたよ♪」
「…あ、ああ」
密着した「わかばの身体」のぷにぷにした感触と女の子の甘い匂い…
「…ゴクン」
トシが言ったシチュエーションとかには興味が無いのは事実だけど、人間のエロい事に興味が無い訳では無い。
「さあキヨお兄ちゃん、エッチな事しよ?」
なんでも噂では人間の身体でやる「交尾」は凄いらしい。
改めて意識すると息が荒くなってきた。
「はぁ…はぁ…ト、トシ…」
「もぅ、「わかば」って呼んでよきよ兄」
不満そうに頬を膨らませて睨み付けるトシ。
中身が雄の化け狐だと知っているのに可愛いと思ってしまい、どんどん鼓動が速くなる。
…というか
「はぁ、お前、この身体に、はぁ、何かしただろ…?」
さっきから、この身体はそこまで成熟している訳でも無いのに興奮しすぎだ。
俺を起こす時に何かしたに違いない。
「な、何の事かな~?」
「お前隠す気ないだろ…」
トシにかけられた術の影響で、怒りが沸いてくるのと同時にとコイツを滅茶苦茶にしたい気分になってくる。
「ひゃっ!?」
わかばの意識の影響で抵抗するトシを、無理矢理ベットに押し倒す。
「んっ!…や、やめてよ…きよ兄!」
わかば本人かトシの演技か、人形みたいで可愛らしい顔が潤んだ瞳で見つめてくる。
「だめだ、我慢できない!」
強めに力を入れながら肩紐に手をかけて、少しだけ膨らんだおっぱいが見えるまでずり下げる。
「な、え?キヨ?も、もしかして効きすぎた?」
演技じゃない事に気が付いたみたいだがもう遅い。
「はぁ、はぁ、わかばぁ… ちゅ…」
「ひゃあ!?」
小さな双丘の先端にある桜色の乳首に吸い付く。
「ちゅ、ちゅぅ、ちゅぷ…」
「ひゃ、あっ、あっ、すごっ、乳首っそんな、したらっ…くぅん♥」
固くなった乳首の先を舌先で弄ると、それに合わせて小さく身体を痙攣させながら可愛い声で喘ぐ。
「ちゅ、れろ…」
そのまま首筋から胸元へ、わかばの白くて柔らかい肌に舌を這わせながら移動させていく。
「ひゃっ、やっ、あっ、ゾクゾクするぅっ♥」
僅かに残った「わかば」の抵抗でうっすらと涙目になりながらも、トシ自身ははうっとりとした表情で行為を楽しんでいる。
「っ…この娘の…、心は拒否してもっ、身体は喜んでるみたいっ…ひゃうぅ!」
首筋を軽く咥え、ハムハムと甘噛みする。
「はぅ!あ、あぁ…っ…、……くぅ~ん♥」
身体を弓なりに伸ばして幼さに似合わない艶のある声で悶える。
「ふあぁ…ぁぅ…ふふ♥」
身体中を愛撫されて、とろんとした熱っぽい視線で俺を見つめるトシの表情は、「スケベな雄狐のトシ」でも「明るく活発な妹のわかば」でもない雌の顔になっていた。
「きよぉ♥おち○ちんをここに入れてぇ…♥」
両手でわかばのつるつるなお○んこを掻き分けて見せつけてくる。
この行為はよほど羞恥心があるのか、ここまで来て尚「わかば」は最後の抵抗とばかりに全身がぷるぷると震え、イヤらしい表情とは逆に瞳からはポロポロと涙が流れている。
「はぁ、はぁ、ちょっと待ってろ…」
衣服に馴れていないせいで苦戦しながらなんとかズボンをずり下げ、年相応なサイズながらしっかりと堅くなった一物を取り出す。
「すごぉい!きよのおち○ちんカッチカチになってるぅ♥」
「い、挿れるぞトシ!」
わかばのおま○こに押し当てる。
ズブ…ズブ…と、きよひこの一物が飲み込まれて行く。
「っ…!あ、入ってくる、ああ!」
痛いのか気持ちいいのか分からない声を出しながら、今まで以上に激しく身体を悶えさせるトシ。
「だ、大丈夫か?」
「はぁ~…はぁ~…だ、大丈夫っ、だから…あん…そのまま奥までっ!」
言われなくても、ここまでやらされて止める理由なんてない。
こっちの一物が年相応な大きさなのと同じように、わかばのナカも年相応に狭い。
「う、凄い…キツ…」
「ふあ…?痛いのキヨ?」
「違う、気持ちよすぎ…っ…」
ぎゅうぎゅうと締め付けるわかばの暖かくて気持ちいいお○んこの中へ、ゆっくりと突き進めていく。
「ふああ、凄い♥奥に当たってるぅ…」
コツンと一物が奥に当たる。
「う、動かすぞ」
「うん、いいよ…めちゃめちゃにしてぇ♥」
・・・・・
子供部屋に響き渡る幼い兄妹の喘ぎ声と肉体のぶつかり合う湿った音。
「あん、あん、あっ…はあん♥」
「ああ、わかばっ、わかばぁ…」
トシに無理矢理発情させられてる影響もあって、幼さに似合わない勢いでお互いの身体を獣に戻った様に激しく求め合う。
「はあ、はあ、わかば…ナカに出すぞ!」
何回目かの絶頂。
未成熟なこの身体は一回の射精のペースが少し早い気がする。
「い、いいよ!出して、僕の中、く、くぅ~ん!!」
限界に達した一物から溢れだしたきよひこの精液を、ドクドクと勢いよくわかばのナカへ注ぎ込む。
「はああ♥あっ熱い…せーえきがっ…お腹いっぱい、あふぅ♥」
「はあ…はあ…トシ…」
呼吸を整えていると、次第に頭がスッキリしてきた。
今の射精でトシにかけられてた術も解けたのか、さっきまでの興奮が嘘みたいに気持ちが覚め始める。
「あふ…キヨ…♥」
トシも今ので一区切りついただろう。
そもそもの目的だった「わかばの意識」も、あそこまで激しくヤッたらトシの中に溶けて消えただろう。
「トシ?もう抜くぞ?」
気持ちが覚めているといっても一物はまだ堅いままだし、火照りきった身体はまだ呼吸が荒い。
名残惜しいけど両親が帰って来る前に、さっさとわかばのおま○こから引き抜いてシャワーでも浴びて落ち着きたい。
「…ううん、まだ抜いちゃだめぇ♥」
「え?」
トシがわかばの細い足を俺の腰に絡ませ逃げ出せないように拘束する。
「まだ僕は満足してないよぉ!」
異常にハイテンションな声と表情。
どうやら女の身体の快感に飲まれて完全に発情してるみたいだ。
「ちょ、ちょっと待てよ!これ以上やったらこの身体が…」
「もっともっとせーえきちょうだい♥」
「…ああもう、俺は知らないぞっ!」
・・・・・
「も、もう限界だ…」
トシに無理矢理搾り取られ、きよひこの身体の精も根も出し尽くした。
「ふ~~っ♥ふ~~~…♥」
トシの方も、涙と涎をだらだらと流しながら熱っぽくて荒い呼吸をしている。
「っ……ぅ…」
これ以上ヤッたらこの身体は使い物にならなくなってしまうので、俺は今度こそ一物をわかばのおまん○から引き抜いた。
「お、おい…?!大丈夫か?」
焦点の合わない瞳と、全身をひくひくと痙攣させる姿に不安になって声をかけてみる。
「うん…大丈夫だよキヨ♥」
大丈夫と言いながらも、どこかうわ言みたいで全然大丈夫じゃなさそうだ。
「ふふ♥みてみて~♥くぱぁ~って♥」
そう言いながら両手で自分のおま○こを開き、とろ~ん、と俺がナカに出した精液と愛液とかが混ざった粘液が垂れ出てきた。
「いっぱい出たね~♥すご~い♥」
「…」
完全に発情して正気を失っている。
ひょっとしたらわかばが混ざった副作用なのかもしれない。
「おなかぱんぱんだ~♥」
「おいトシ!母親が買い物から帰ってくる前にシャワー浴びるぞ!」
きよひこの記憶を確認してトシを引っ張りながら風呂場を目指す。
「あう…キヨのせーえきが零れちゃう…」
「正気になったらお前が廊下掃除しろよ」
こっちの身体も操り人間みたいにして無理矢理動かしてるけど既に限界に近い。
確実に明日は寝込むだろう。
「シャワー浴びたらまたやろうね~♥」
「勘弁してくれ。」